「また圏外…」「楽天モバイル、家の中だと全然つながらない…」
そんなイライラを感じながらも、「安いから仕方ないか」とガマンしていませんか?
圏外や低速がくり返し起こるのには、必ず理由があります。原因を知らないまま使い続けると、せっかくの節約効果もストレスで台無しになってしまいます。
実は、楽天モバイルで圏外が多発する背景には、
- エリアや周波数帯の特性(建物の中・地下・地方など)
- 楽天回線とパートナー回線の切り替えタイミング
- スマホ側の設定ミスや端末との相性
といった、ユーザー側からは見えにくい要素がいくつも関わっています。
「自分の家や職場だけ、なぜか極端に弱い…」というのも、実はきちんとした理由があるケースがほとんどです。
そこでこの記事では、「楽天モバイルで圏外が多発する主な原因」と「確実につながりやすくする改善策」を、スマホ初心者の方にも分かるように整理して解説します。
- なぜ楽天モバイルは場所によって圏外になりやすいのか
- 「本当に回線が弱い」のか「設定を直せば改善する」のかを見分けるポイント
- 今日からできる、確実につながりやすくする具体的な対策
このリードの先を読み進めれば、
「安いけど電波が不安…」というモヤモヤから抜け出し、
「自分の使い方とエリアなら、こう対策すれば楽天モバイルでも十分実用レベルにできる」
という明確なイメージが持てるようになります。
場合によっては、「ここまでは工夫で改善できる」「ここから先は回線を分けたほうがいい」といった、冷静な判断軸も手に入ります。
楽天モバイルは、エリア拡大や700MHz帯の導入などで通信品質を着実に改善していますが、
「キャリア任せ」ではなく、ユーザー側のちょっとした工夫で使い心地は大きく変わります。
「圏外が多いからもうダメだ」と決めつける前に、まずはこの記事で紹介するチェックポイントと改善策を試してみてください。
あなたの楽天モバイル環境を、“不安定でイライラする回線”から“コスパの良いメイン回線”へと変えていくための第一歩を、一緒に踏み出していきましょう。
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第1章:楽天モバイルが圏外になる主な原因と初期診断
圏外になる原因は、大きく分けて「エリア要因」「端末要因」「システム要因」の3つがあります。まずは自分の状況がどれに該当するかを特定することが、迅速な解決につながります。
1.1 エリア要因:サービスエリア外または電波の遮蔽
楽天モバイルの圏外トラブルで最も多いのが、この「エリア要因」です。
1.1.1 サービスエリア外・パートナー回線エリアとの境界
楽天モバイルは自社回線(楽天回線)の拡大を続けていますが、現在もパートナー回線(au回線)に依存している地域が残っています。
- 楽天回線エリア: 楽天基地局からの電波を受信。原則データ使い放題(Rakuten最強プラン)。
- パートナー回線エリア: au基地局からの電波を受信。一部条件で高速データ通信容量に上限がある場合がある。
山間部や地方の奥まった場所、または楽天回線エリアとパートナー回線エリアの境界付近では、電波の切り替わりがうまくいかず、一時的に圏外になるケースがあります。
✅ 初期診断ポイント:
公式の「サービスエリアマップ」で、現在地が楽天回線エリア内にあるかを確認しましょう。もしエリア内なのに圏外なら、次の「端末要因」の可能性が高いです。
1.1.2 建物が密集するエリアや地下での電波の届きにくさ
楽天モバイルが主に利用する周波数帯(プラチナバンド以外の高い周波数帯)は、障害物に弱いという物理特性があります。コンクリートの建物、地下、タワーマンションの上層階などでは電波が減衰しやすく、圏外になりやすいです。
1.2 端末要因:設定ミスやスマホ側のトラブル
実は「圏外」表示でも、スマホ側の設定や機器の不具合が原因であることも多いです。
1.2.1 APN設定(アクセスポイント名)の不備
楽天モバイルのSIMカードを使用する場合、スマホが通信を行うための設定(APN設定)が正しくないと電波を受信できません。
- 正しいAPN: 「rakuten.jp」
特に、他社で購入したSIMフリースマホ(中古含む)や、楽天モバイルで購入した端末でもOSアップデート後に設定がリセットされる場合などに発生することがあります。
1.2.2 モバイルデータ通信設定の誤り
単純な操作ミスで「モバイルデータ通信」がオフになっていたり、「機内モード」がオンになっていると、当然ながら通信はできません。
1.3 システム要因:通信障害やメンテナンスによる影響
一時的に圏外になる場合、楽天モバイル側のシステムで問題が発生している可能性も考えられます。
1.3.1 通信障害・機器メンテナンス
全国的または特定の地域で大規模な通信障害が発生している場合や、基地局のメンテナンスが行われている時間帯は、電波が不安定になったり、圏外になったりします。
✅ 初期診断ポイント:
楽天モバイル公式サイトの「障害・メンテナンス情報」ページを確認しましょう。全国的な障害であれば、個人の設定変更で解決することは難しく、復旧まで待つのが最も安全かつ迅速な対応となります。
️ 第2章:圏外になったときにまず試すべき10の基本対処法(トラブルシューティング)
原因を特定したら、次は基本的な解決策を順番に試していきましょう。この10ステップで、ほとんどの圏外問題は解決します。
ステップ1:モバイルデータ・機内モードの切り替え
最も手軽で効果的な方法です。電波の接続を強制的にリセットするイメージです。
- スマホの機内モードをオンにする。
- そのまま10秒程度待つ。
- 機内モードをオフに戻す。
- 「モバイルデータ通信」がオンになっていることを確認する。
ステップ2:スマホの再起動
一時的なOSやアプリのバグが通信機能を妨げている可能性があります。
- スマホの電源を完全に切り、数分待ってから再起動する。
ステップ3:SIMカードの再挿入
SIMカードと端末の接触不良が原因で電波を受信できないケースは意外と多いです。
- スマホの電源を必ず切る。
- SIMピンを使ってSIMトレイを取り出し、SIMカードを一度完全に抜く。
- SIMカードの金属部分を優しく拭き(ホコリ・汚れを落とす)、再度トレイに正しくセットする。
- スマホの電源を入れる。
ステップ4:場所を移動してみる
前述の通り、電波は障害物に弱いです。
- 窓際、屋外、または現在地から数百メートル離れた見晴らしの良い場所に移動して試す。
ステップ5:OS/端末ソフトのアップデート確認
古いOSバージョンやファームウェアは、最新の通信規格に対応できていない場合があります。
- スマートフォンの「設定」→「一般」または「システム」から、最新のOSバージョンにアップデートする。
ステップ6:APN設定の再確認と再設定(Android/SIMフリー端末)
AndroidやSIMフリー端末を利用している場合は、APN設定を確認します。
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名(APN)」へ進む。
- APN設定が「rakuten.jp」になっているか確認。
- もし設定がなければ、新規APNを作成し、APN名に「rakuten.jp」と入力して保存し、選択する。
ステップ7:キャリア設定のリセット(iPhone/iOS端末)
iPhoneの場合、APN設定は自動で行われるため、通信設定をリセットします。
- 「設定」→「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」を選択。
- 「ネットワーク設定をリセット」を実行する。(保存されているWi-Fiパスワード等も消えるため注意)
ステップ8:手動でのネットワーク選択(楽天/パートナー回線)
自動で回線が切り替わらない場合、手動で回線を選択してみます。
- 「設定」→「モバイルネットワーク」→「ネットワークオペレーター」または「手動選択」に進む。
- 検索されたネットワークリストから「Rakuten」または「au」(パートナー回線)を選択し、接続を試みる。
ステップ9:スマホの初期化(最終手段)
上記すべてを試しても解決しない場合は、端末自体に深刻な不具合がある可能性があります。
- 事前に全データ(写真、連絡先など)をバックアップした上で、端末を初期化(工場出荷状態に戻す)します。
ステップ10:SIM/eSIMの再発行(端末以外の可能性)
物理的なSIMカードやeSIM情報自体が破損・無効になっている可能性を疑います。
- My楽天モバイルからSIM/eSIMの再発行手続きを行います。(手数料が発生する場合があります)
️ 第3章:建物内・自宅などで圏外になりやすい理由と具体的な対策
自宅やオフィスで頻繁に圏外になる場合、それは「エリア」ではなく「建物構造」が原因である可能性が高いです。
3.1 楽天回線(高周波数帯)の特性と影響を理解する
楽天モバイルは、主に1.7GHz帯(Band 3)といった比較的高めの周波数帯でサービスを展開してきました。
| 周波数帯 | 特性 | 影響 |
|---|---|---|
| 高周波数帯 | 通信速度が速い。直進性が高いが、障害物による減衰が大きい。 | 建物内、地下、奥まった部屋で圏外になりやすい。 |
| 低周波数帯 | プラチナバンドと呼ばれる。遠くまで届き、障害物を回り込みやすい。 | 建物内でも電波が安定しやすい。 |
この特性から、高い周波数帯の電波がコンクリート壁や金属、厚いガラスなどに遮断され、建物内の電波状況が悪化します。
✅ 対処法: 室内で圏外になったら、まずは窓際やベランダなど、屋外に近い場所で通信を試みましょう。
3.2 自宅の電波を改善する究極のソリューション「Rakuten CASA」
自宅での圏外問題を根本的に解決するための公式サービスが「Rakuten CASA」です。
3.2.1 Rakuten CASAとは?
「Rakuten CASA」は、自宅のインターネット回線(光回線など)に接続することで、その機器自体が楽天モバイルの小型基地局となるものです。
- 仕組み: 自宅の固定インターネット回線を使い、Wi-Fi環境を通じて楽天回線を構築します。
- メリット: 自宅内の楽天回線エリアが大幅に広がり、室内での通話やデータ通信が劇的に改善されます。
- 設置費用: 原則、無料(ただし、レンタルとなり、解約時などに返却が必要)。
導入条件: 自宅に固定のインターネット回線(光回線など)があり、Wi-Fi環境が整っていること。
自宅の圏外が続く方は、迷わず公式サイトから申し込みを検討すべき最善の対策です。
第4章:それでも改善しない場合の相談・他社乗り換えの検討
上記の手順をすべて試したにもかかわらず、特定の場所(特に自宅や勤務先など生活圏)で安定して圏外になる場合は、楽天モバイルに具体的なアクションを求めるか、他社への乗り換えを検討する段階に入ります。
4.1 楽天モバイルへの「電波改善要望」を出す
個々のユーザーからの要望は、基地局増設の優先順位を決定する際の重要な情報となります。
- 専用フォームから依頼: 楽天モバイル公式サイトの「電波改善・調査依頼」専用フォームにアクセスします。
- 詳細な情報提供: 圏外になる場所の正確な住所、建物情報(何階か、室内か屋外か)、症状(常に圏外か、不安定か)を詳細に記入して送信します。
スタッフが現地調査や、そのエリアの基地局増設を検討するきっかけとなり、将来的に通信環境が改善される可能性があります。
4.2 他社への乗り換え(MNP)を検討すべきタイミング
楽天モバイルの最大の魅力は、シンプルでコストパフォーマンスに優れた料金体系にあります。しかし、生活に支障が出るレベルで通信が不安定な場合は、料金メリットを享受できません。
4.2.1 乗り換えを検討すべきケース
- 電波改善要望を出したが、数ヶ月経っても改善が見られない。
- Rakuten CASAを設置できない、または設置しても改善しない。
- 生活圏(自宅、職場、学校など)の複数の場所で通信が不安定で、モバイル通信の信頼性が最優先である。
4.2.2 乗り換え前に確認すべきポイント
他社への乗り換えを検討する前に、以下の最終確認を行いましょう。
- 契約解除料: 楽天モバイルは原則、契約解除料はかかりません。
- 端末の残債: 端末の分割払いが残っている場合は、MNP後も引き続き支払う必要があります。
- 他社のエリア確認: 乗り換え先のキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク系など)が、現在楽天モバイルで圏外になるエリアで確実に利用できるか、サービスエリアマップや口コミで確認しましょう。
まとめ:圏外を防いで安心して楽天モバイルを使いこなすために
楽天モバイルで圏外が発生する原因は、「エリア外」「設定ミス」「端末/SIMの不具合」「通信障害」などさまざまですが、焦る必要はありません。段階的な対処法を一つずつ試すことで、ほとんどのケースで改善が可能です。
解決のための最重要アクションリスト
- 機内モードのON/OFFやスマホの再起動(最も手軽な初期対応)。
- エリアマップや障害情報で原因を特定する。
- SIMカードの抜き差しやAPN設定の再確認(端末設定の確認)。
- 自宅で圏外ならRakuten CASAの申し込みを検討する(根本的な解決策)。
- 全て試してダメなら電波改善要望を出し、長期的な改善を待つ。
楽天モバイルは、現在も基地局の拡大(特にプラチナバンドの整備)を続けており、今後さらに快適な通信環境が期待されます。
適切な対処法を知っておくことで、予期せぬ圏外トラブルにも冷静に対応し、楽天モバイルのコストメリットを最大限に享受しましょう。
みなさんも安心で快適なスマホライフをお楽しみください
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